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リニアモーターカーが実用化されていた!?

 

 リニアモーターカーと言う乗り物を皆さん知っているだろうか。名前くらいは当然聞いたことがあるだろう。現在JR東海とJR総研が次世代新幹線として研究中であり、山梨の実験線では時速581km/hを記録したそうだ。そんなリニアモーターカーが既に実用化され多くの人々を運んでいるのをご存知だろうか。それはどこを走っているのだろう。それは、東京、大阪、神戸、横浜、福岡、の地中を走っています。リニアモーターカーと言っても私たちが想像する、高速で浮上するものではなく、鉄輪式リニアモーターカーといわれるものです。見た目は鉄道車両そのものです。そうです地下鉄です。東京は都営地下鉄大江戸線、大阪は市営地下鉄長堀鶴見緑地線、今里筋線、神戸は市営地下鉄海岸線、横浜は市営地下鉄グリーンライン、福岡は地下鉄七隈線です。
では、これまで地下鉄と何が違うのでしょう。リニアモーターと言うだけあって駆動方式がこれまでの回転式モーターではなくリニアモーター(直線の)を使用しているため通常の電車よりも床下構造を薄くでき、車両断面を小型化できる。このためトンネル断面を小さくでき、建設費を削減可能となります。今後の地下鉄新線はこの方式が増えるのでしょうか。
鉄道オタクまでいかないが鉄道が好きな私には鉄輪式リニアモーターカーを実感しながら乗る楽しみができました。皆さんも乗る機会があればちょっとだけ気にしてみたらいかがですか。