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広めよう!生涯スポーツ4

 

今年は石川県で第23回全国健康福祉祭いしかわ大会(愛称:ねんりんピック石川2010)が開催されます。

ねんりんピックはスポーツ・文化など多彩なイベントを通じて高齢者を中心とする国民の健康の保持・増進、社会参加、生きがいの高揚を図り、ふれあいと活力のある長寿社会の形成に寄与することを目的とするイベントが県内各地で開催さて今年は石川県で10月9日から11日まで開催されます。
主に60歳以上の方を参加者としていますが、子供からお年寄りまで、幅広い世代が一同に参加するイベントも積極的に開催されます。過去に開催された大会では、4日間で選手・観客・イベント入場者などで延べ40〜50万人の方が参加してくれた大会もありました。スポーツ交流会の10種目、例えばソフトテニス、ペタンク、ゲートボールなど。ふれあいスポーツ交流会、例えばソフトバレーボール、ラグビーフットボール、マレットゴルフなど。文化交流大会の5種目、例えば健康マージャン、囲碁、将棋などの全24種類の交流種目で大会が開かれます。
その中で今回は、「ペタンク」を紹介します。
ペタンクの歴史は、南フランスで生まれ、ヨーロッパをはじめ世界各地で普及しているスポーツです。ペタンクは、健康管理のためにも効果的ですが、競技スポーツとしても楽しめるスポーツです。小学生から80代の高齢者まで、年齢の壁を越えてともに楽しむことができます。
ペタンクは、木製の目標球(ビュットまたはコショネと言います)に、金属製のボール(直径7.05〜8.00cm、重さ650〜800g)を投げ合って、相手より近づけることで得点を競うというゲームです。相手のボールに当ててはじき飛ばしたり、味方のボールに押すように当てて、ビュットに近づけることもできます。体力に応じた投げ方や作戦を考えることもできます。
また、足に障害があってもボールを投げたり転がすことができれば車椅子でもゲームをすることができます。
楽しくペタンクをするためには、正しいペタンクを理解することが必要です。ペタンクは、公園や空き地、学校のグランドなど傾斜のない地面でゲームをします。芝生や草地、コンクリートなどで舗装されている場所は不向きです。細かい砂利や砕石などが敷かれているところが最適です。あまり固すぎたり砂地のように柔らか過ぎるところでは面白さが半減します。
大きなグランドなどで、多くのチームが同時に試合をするときは、紐などで区切ったコート(テラン)を設営することもあります。基本的には、幅4メートル、長さ15メートルとします。詳しくは、国際ペタンク競技規則を参照してください。


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ゲームの方法
お互いに対戦相手を確認して先攻チームを決めます。 
通常は コイントス(コインを投げて裏表で決める)等で行なっています。
(なお、日本ではジャンケン(下の写真)で行っている場合もあります。)
ゲームする場所(テラン)を決め、グランドに35〜50cm(内径)の円を書きます。
先攻するチームがビュット(目標球)を6〜10mの間に投げます。
上の条件に合わないビュット(失敗ビュット)は、3回までは投げ直す事が出来ます。4回目はビュットを投げる権利は相手チームに移りますが、投球権は移りません。有効ビュットは投げ直す事が出来ません。
先攻するチームがまず第1球目をビュットに近づけるように投げます。
ボールを投げた後は、足はボールが着地するまで円から出てはいけません(以下同じ。)。
2球目のボールは後攻するチームが先攻する相手チームの第一球より近づけるように投げます。もしくは相手チームの近いボールをはじきとばします。(ティレ、ティールと言う)
近づけるように投球する事をポワンテもしくはアポワンと言います。
3球目以降の順番は、ビュットに一番近いボールでない方のチームが、一番近くなるように投げます。
どちらかのチームのボールがなくなったら、もう一方のチームが残っているボールを投げます。相手チームの一番近いボールより、よりビュットに近くボールをおくとそのボールの数だけ点数になります。
両チームともボールが無くなったら点数を数えます。相手チームの一番ビュットに近いボールより何球味方チームのボールがビュットに近いかで数えます。
点を取ったチームの誰かが、ビュットのあった場所に円を書いて上記の3〜8を繰り返します。両チームが全てのボールを投げきるまでをメーヌと言い、1メーヌ、2メーヌ・・・と数えます。何メーヌかを繰り返し、原則として先に13点を取ったチームが勝ちとなります。
ねんりんピックは、石川県の各地域で開催されます。インターネットなので調べて観戦と応援に出かけてみてくださいv(^o^)v