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6月号
 
 

広めよう!生涯スポーツ3

 

 メタボリックシンドローム・・・まだ根強く言葉は残っていますけど気を付けている人は少なくなってきているように思えますが、その言葉に反応した方は、まだ運動しようとする気持ちがあるのでは?運動不足の方に今回は「インディアカ」を紹介します。

 「インディアカ」は「羽根付きボール」という特殊な用具を用いて、手で打ち合うバレーボールタイプのスポーツです。
ボールに付いている羽根は、小さいボールの滞空時間を長引かせることと、ボールをねらった方向にまっすぐにとばすことができる両面の作用があります。
 意図した方向に正確に、ゆっくりと飛ばすことも、速いスピードで飛ばすこともできます。しかも直接手で打つために、よりコントロールしやすく扱いやすいという特長があります。

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 特に羽根によってスピードが緩和されることは、たとえボールに不慣れな初心者であっても、恐怖心を覚えずにプレーに加わることができるという、初心者に優しいスポーツです。
 交流・楽しみのゲームから高度な競技にいたるまで、多様な楽しみ方ができるスポーツです。相手との身体接触がなく、心身にゆとりが生まれ、比較的安全で男女混合にも無理がないスポーツです。手で打ち合う動作は、全身運動であり、一汗かく運動です。スポーツを楽しみながら身体を鍛える効果も十分期待できるスポーツです。

<インディアカを知ろう!>
 歴史としては、旧西ドイツで考案されたスポーツです。
最初のインディアカは、1930年代末にケルン(ドイツ)のドームに近いスポーツシューレ(スポーツ学校)で行われていました。 
 その指導者はスポーツ教師のカールハンス・クローン氏です。1936年、ブラジルの伝統的なゲーム「ペテカ(Peteca)」をドイツに持ち帰り、その用具に改良を加え、インディアカゲームを考案したのです。 
 インディアカの名称の由来は、「インディアン」と「ペテカ」であり、その合成語としてインディアカが生まれました。 
 ドイツでは、余暇時間に行うスポーツとして、また、最近トーナメントとして行われる新しいバリエーションとして「ビーチインディアカ」があります。インディアカのルーツで、ブラジルの原住民が遊んでいたような、インディアカのもともとの遊び方に近いゲームです。
 ドイツスポーツ連盟が、1972年にインディアカボールを優秀遊戯用具に決定してからインディアカ人口はドイツをはじめ、世界各国でも増加しています。
 インディアカは、初心者でも定期的に練習することにより、技術が上達し、より大きな楽しみが得られます。

<簡単なルール説明>
インディアカボールは、形態は、高さ約25cm、重さ約50g。
ポールはインディアカ専用ポール(185cm〜225cmに対応)または、既存のバドミントンポールその他に補助ポールを接続してルールに対応できるポールを使います。

インディアカ用品 インディアカ SS-D 2個セット

ネットは、インディアカ専用ネット(長さ6.10m、丈70cm〜90cm)または、バドミントン用ネットを使います。
1)競技を行うコートは、6.10m×13.40mの長方形でバドミントンコートと同じサイズである。 
2)コート内競技者は4名(男女混合は2〜3名の女子がいること)で、交替競技者を4名までおくことができる。 
3)ネットの高さは、シニア女子1.85m、シニア男女混合と女子2.00m、男女混合と男子2.15mとする。 
4) サービスは後列に位置する競技者がコートのエンドラインの外側からアンダーハンドで行う。 サービスは1回とし、インディアカボールがネットに触れた場合は失敗となる。また、相手側に得点されるまで同じ競技者がサービスを行う。
5) 競技は21点を1セットとして3セットマッチで行い、2セット先取したチームが勝者となる。なお、得点はラリーポイント制とする。 インディアカボールがネットを越えて相手側に打ち返すまでの打球許容回数は3回に限られている。ただしブロッキングまたはネットプレーが含まれるプレーの場合はこの限りではない。 

 僕は小学生の時に初めて羽を触って遊んだことがあります。・・・親がしていたので玉??羽拾いをしていただけでプレーはした事も無く、初めてルールを知りました。バレーボールに似ている所が多いのである程度のバレーボールのルールが分かっていれば、すんなりと入れるのではないでしょうか。

Let's Play indiaca!

6月!スポーツをするには最適な季節になってきました。皆さんも体を動かしてリフレッシュしましょう(^^♪