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3月号
 
 

心臓カテーテル検査室におけるME業務について

 

 近年、心臓カテーテル検査室には様々なME機器が導入され、それらの機器の操作及び保守点検等、業務量が増えてきております。また、昨年よりの「業者の立会い規制」もあり、この業務に就く技士も増えてくることと思います。

  対象のME機器は、心電図・心内圧測定用のポリグラフに加え、

 ・画像診断装置として、
   @ IVUS(血管内超音波検査法)
   A OCT ( 〃 光干渉断層撮影法)

 ・治療装置として、
     ロータブレーター

 ・補助循環装置として、
   @ IABP(大動脈内バルーンパンピング)
   A PCPS(経皮的心肺補助装置)

 ・その他のME機器として
   @ 除細動器
   A 体外式ペースメーカー 等

が挙げられると思います。

 また、心臓カテーテル検査室では、不整脈の治療(カテーテルアブレーション)やペースメーカー・植込み型除細動器等(ICD、CRT-D)の植込み手術も行われています。

 心臓カテーテルによるライブ治療も全国各地で行われておりますが、地元石川でも「KCC 2009」が3月13日(金)〜14日(土)に石川県地場産業振興センターにて行われますので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。
(詳しくは、
「KCC 2009」http://kcclive.jp/index.htmlでご確認ください。今年度より、石川県臨床工学技士会も後援しています。)

最近導入されたOCTの画像です。
波長が約1300nmの近赤外線と干渉計を用いて微小な組織を観察します。
従来のIVUSと比較し約10倍の解像度を有します。