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サッカー欧州選手権

 

 サッカーワールドカップのヨーロッパ版、欧州選手権が始まりました。
サッカー好きの方は、寝不足の毎日を過ごされていることでしょう。
グループリーグも終わり、現在はベスト4まで出揃っています。
 ワールドカップ優勝国で優勝候補だったイタリアや、テレビでも有名なプレミアリーグ(イングランド)得点王クリスチアーノ・ロナウド要するポルトガル、前回大会優勝国ギリシャ、フランス、オランダなど有名なサッカー大国が敗れていきました。
 そんな中、ベスト4に残った顔ぶれが、サッカー大国のドイツ、スペイン、日韓・ワールドカップで3位に入ったトルコ、そしてもう一カ国が意外なことにロシアでした。
  ロシアのこれまでの成績ですが、ワールドカップ2回出場(1994、2002)、欧州選手権2回出場(1994、2004)ともにグループリーグで敗退しています。
 日韓・ワールドカップでは日本と対戦し、日本に敗れています。サッカーリーグはありますが、代表としては目立った成績は残していませんでした。
 そのロシアで監督をしているのが、最近では日韓・ワールドカップで韓国をアジア初の3位に導き、ドイツ・ワールドカップではオーストラリアを32年ぶり2度目のワールドカップ出場、初のベスト16に導いた名将フース・ヒディング監督(オランダ)なのです。      
 日本もドイツ・ワールドカップの初戦でヒディング監督率いるオーストラリアと対戦し負けています。
 ヒディング監督の比較的戦力の劣るチームを躍進させた手腕と、韓国、オーストラリア、ロシアといった言語も文化も人種も違う国に溶け込みチームをまとめる手腕は「ヒディンク・マジック」と呼ばれ、高く評価されています。
監督一人でこうもチームが変わるものかといつも感心させられます。
 このコラムがホームページに掲載されるころには、この後のロシアが何位になったのか結果が出ているでしょう。
 もしかしたら優勝なんてこともありえるかもしれませんね。
 また、日本も監督が途中で交代するなどありましたが、無事ワールドカップ2次予選突破しました。
 岡田監督にも「岡田・マジック」と呼ばれるぐらいに選手をうまく使って、まずはワールドカップ出場権を獲得して、2010年南アフリカ・ワールドカップではいい成績を残せるよう頑張ってもらいたいです。

ガンバレ日本!!