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クルマ買うなら

 

 車を買うのって、一度でも自分で購入したことある人なら分かると思うけど、思ったより体力消耗します。

 今回は、そんな車を買うときのお話です。

 まず、クルマを買うとき必要なもの。お金・・・もちろんそうですが、タダで人から譲ってもらう時でも自分のモノにするのであれば、最低限必要なものがあります。
 それは駐車場です。いわゆる保管場所がなければクルマを所有することができません。しかも、ウチの前に空き地があるからそこでいいでしょ、なんて簡単なわけにもいきません。ちゃんと、その土地の所有者の許可をもらい、警察に届けてそこを駐車場として認めてもらって初めて駐車場として使用することができるのです。
 アパートなんかの場合でもきちんと大家さんの許可を貰わなくてはなりません。

保管場所の準備ができたら、次は購入になりますが、これまた、お店に100万円で売ってるからといって、100万円払えばいいってモノでもないのです。いわゆる「諸費用」というものですが、これがまたややこしい・・・

以下は中古車の場合です。

取得税
 クルマの取得価格(販売価格ではなく一定の評価に基づいた額)に対して、5%を支払う必要があります。ただし、取得価格50万円以下の場合は免税です。 

自動車税
 毎年4月に課税される税金で自動車の排気量によって区分されますが、4月以降に購入した場合は、月割りで計算された額がかかります。

重量税
 車検ごとに次の車検までの金額を払うシステムで、0.5tごとに金額が上がります。尚、中古車の場合で車検期間が残っている場合は必要ありません。逆に、売却する時に車検が残っていても払い戻されることもありませんので注意が必要です。

自賠責保険
 クルマの所有者ごとに加入が必要な保険で、車検期間に1ヶ月を加えた期間の額を支払います。これは、車の種類(ナンバー等)によってことなります。
 中古車の場合、以前のユーザーが支払った分が残ってると思われがちですが、販売店ごとに取り扱いが違っており、売却時に返金している場合は、新たに購入したユーザーが支払わなくてはなりませんので、その辺りの確認はした方が良いでしょう。

その他、登録費用や、様々な事務手続きを代行してんもらった場合の登録代行費用なんかも必要ですが、代行費用に関しては自分で行うことも可能ですし、そんなに難しいことではないので、時間のある方は自分やると、その分安く購入できることになります。

忘れがちなのが、所有権の移動ですが、これは、自動車の名義は「所有権」と「使用者」に分かれており、通常黙っていても変更されるのは「使用者名義」であり、「所有権」に関しては、販売店のローンを使用したりした場合は、販売店に所有権は残ったまま、ということがあります。もしも、一括で支払う場合や銀行などのローンで支払う場合には、所有権もついでに移動しておいた方が良いでしょう。
尚、所有権の移動には「実印」と「印鑑証明」が必要になりますので、まだ持ってない人はこの機会に作っておいても損はないかもしれません。