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1月号
 
 

明けましておめでとうございます

 やはり、正月といえば「お年玉」、「お節」、「お雑煮」などなど美味しいご馳走に目が眩む毎日で、いま流行の「メタボリックシンドローム」の貴方や予備軍の貴方、気になる貴方は厳しい時期ですね。お節などは、今やお節はデパートなどで高級お節やコンビで本格的なお節を買うことができますが、お雑煮に入れるお餅はどうでしょうか?地域によってはお餅の形や食べ方が違うものです。

 お雑煮はどんな食べ方をしていますか?
 昔と言っても自分(現在32歳)が子供の頃には、近くでは聞かなかったけど「お爺ちゃんの家でしているよ!」とかを聞いたものですが、ここ最近はほとんど聞かなくなりました。何ででしょうかね?理由は分かりませんが、自分の実家では、お釜で火を焚いてセイロで蒸して、石臼(珍しい!)を用意して杵でついています。今どき珍しい石臼を使っているのは、僕のお爺ちゃんが石屋を営んでいたので作ったのではないのかな?って思っています。確かにお節に入れるお餅を作るのには時間と手間がかかります。
 まず、もち米の準備をします。前日までにもち米を研いでたっぷりの水につけておきます。当日の準備は、蒸し始める1時間前にざるに揚げて水分を切ります。臼・杵の前日の準備はありません。当日はお湯をたっぷり沸かし、ポットやお釜のお湯を入れておきます。臼を運びお湯を張っておきます。杵もお湯につけておきます。お湯が冷えたら湯を入れ替え、臼と杵を十分に温めます。
 餅つき開始となります。たぶん、ここまでが楽しい時間ではないかと思いますが、つく人は苦しいかもしれませんけどね。もち米を半殺しして茶碗に少し掬って醤油を少し垂らして食べるのも、つき立てのお餅は本当に美味しくって、大根おろしで食べるものも美味しいですよ。その場で食べるのが美味しいてすね。片付けが問題かもしれませんね。小学生の高学年からやっていましたけど、いつも途中で抜け出して遊んでお爺ちゃんに怒られていましたが、そんな光景も自分の親になりましたが見られなくなりそうです。

 話がずれましたけど、我が家のお雑煮は、四角い餅を焼いて鍋に入れます。具材はシンプルだと思いますが、ニンジンにホウレン草、シイタケ、かまぼこを入れて赤味噌で頂きます。この辺では珍しい食べ方かもしれませんね。
 たとえば、北海道では「四角い餅を焼いて醤油ベースに大根やニンジン、いくら、蟹」です。北海道らしくいくらに蟹なんですね。東京は「四角い餅を焼いて醤油ベースに鶏肉や小松菜、かまぼこ、のり」です。石川では、「四角い餅を煮て醤油ベースにかまぼこやニンジン、ごぼう、大根、みつば」です。
 京都は、「丸い餅を煮て味噌ベースに鶏肉やさといも、ニンジン、大根」です。鳥取は「丸い餅を煮てあずきベースにブリや貝類、大根、さといも、岩のり」です。広島は「丸い餅を煮て醤油ベースにブリやはまぐり、大根、青菜」です。愛媛は、「丸い餅を煮て醤油ベースにあなごや貝類、ニンジン、さといも」です。福岡は、「丸い餅を煮て醤油ベースに鶏肉やブリ、ニンジン、大根」です。鹿児島は、「丸い餅を煮て醤油ベースにしいたけやさといも、青菜、海老」です。沖縄は、「餅は入れずに、豚の内臓やこんにゃく、しいたけ」です。
 各地いろんな食べ方がありますが、感じた事は北海道から東海までは四角い餅で焼く方が多いみたいですね。西日本では、丸い餅で煮る多いみたいですね。
自分オリジナルの食べ方を探してみたら面白いかもしれませんね。