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7月号
 
 

16回日本臨床工学技士学会

梅雨の湿気が多い季節に、神戸で行われた第16回日本臨床工学技士学会に参加しました。
案の定、参加者は男性が多いのでむさ苦しかった(笑)最近は女性の臨床工学技士も増えてきたので、同性としても嬉しい限りです。

 一日目の時点で、前回の参加人数(1300名?)を越える参加者でした。人数、内容共に活気、熱気に満ちた学会でした。
 透析液の清浄化で、食品管理のHACCPシステムを利用した透析液の管理を提案されていた演題もあり、試行錯誤しながら新しい道を切り開いていく様子が伺えました。

 HACCPシステムとは:全ての工程において、あらかじめ危害(HA)を想定し、その危害を防止するための重要管理点(CCP)を特定して、その管理ポイントを継続的に監視、記録すること。

 

 また、2004年7月より無資格の一般市民でもAEDを使用できるようになり、病院内での設置も進められている施設があります。コメディカルスタッフがAEDを使用し、救命しえた例や稼働状況、職員への教育などの演題もありました。

 中日本高速では、2006年6月中旬に各サービスエリアにAEDを設置してあります。公共施設等でもいざと言う時に、動けるよう2005ガイドラインを念頭に私たちも日頃から訓練をしておく必要があると感じました。

 

注:2006年6月の段階では未だ2000ガイドラインが使用されており、2006年6月上旬に一般向け、10月〜12月の辺りで医療従事者向けの日本版指針(改訂版)が発行された後それぞれ移行すること、と日本救急医療財団心肺蘇生法委員会の協議により決定されております。