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11月号
 
 

男の手料理

 

 家庭の事情から食事の用意をすることも多いのですが、案外頭を悩ませるのが、日曜日なんかのお昼ですね。普通に作ってももちろん良いのですが、簡単に済ませてしまいたい時などや、ついでに冷蔵庫の余り物を処分しちゃいたい、なんて時に重宝するのがチャーハンだったりします。
 そこで、今回は簡単且つちょっと見栄えのする(?)メニューとして、スープチャーハン(仮名)を紹介してみましょう。

 まず最初にスープの方を作っておきましょう。
 量はスープ皿に1杯よりも少し少なめに作ればいいですが、余ったら直接飲んでもいいですので、多めに作ってもいいでしょう。中に入れる具ですが、特にこれといった決まりはないですが、色取りよく作ったほうが美味しく見えますので、黄、緑、赤は揃えたほうがいいですね。黄色は後でゴハンに絡ませる卵で確保できますので、必要なのは緑と赤です。緑はピーマン、赤はニンジンが簡単でいいでしょう。他にはお好みでベーコンやハムなんかもいいと思います。
 これらを、細かくみじん切りにし、先に炒めればベストですが、面倒くさければ、お湯を沸騰させた後直接放り込んでもかまいません。しばらく、アクをとりながら煮込んだ後、コンソメスープの素、塩、胡椒などで味をととのえ、片栗粉を水で溶いたものでとろみをつけてやれば、スープの方は完成です。

 次はチャーハンの方です。
 ゴハンは普段から余らせておいた冷やゴハンがベストですが、なければ温かいものでも可能です。冷やゴハンの場合は、軽く電子レンジで温めておくと飯粒がほぐれやすく調理しやすいです。
 卵をきちんと溶いておいて、フライパンを熱します。フライパンは、まず、一度油を熱し、それを一度捨てた後、再度新しい油を入れてやると、馴染みがよく焦げ付きにくいようです。もちろん、ストーン加工なんかが施されたフライパンには無用ですが・・・
 熱くなったフライパンにゴハンをあけ、その上からすぐに溶き卵をかけます。そのまますばやくゴハンをほぐしつつ炒めます。こうやることで、飯粒の周りに卵のコーティングが施され、不思議なくらいパラりとしたチャーハンが出来上がります。後は、塩、胡椒で味をととのえますが、スープにも味がついていますので、こちらは若干薄めの味付けで良いと思います。
 チャーハンに直接具を混ぜたい場合は、チャーハンを作る前に炒めておいて、最後に混ぜ合わせると良いでしょう。

 出来上がったチャーハンを深めの茶碗に詰め、皿にあけた後、周りにスープを入れてやれば完成です。
 

用意するもの(1人分)
 冷やご飯(なければ炊き立てでも可)
            茶碗1杯強(お好みで)
 卵 1個
 水 カップ1杯(200ml)位
 野菜(適量)
 ベーコン等
 塩
 胡椒
 コンソメスープの素
 片栗粉
 


ピーマンの代わりにもやしが入ってます